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ラトルがピアノを担当し四重奏団と共演

解散に向けて世界ツアー中のアルバン・ベルク四重奏団。そのコンサートでのサプライズについての記事です。アンコールで、ベルリンフィル音楽監督のサイモン・ラトルがステージに上がって四重奏団とピアノで共演したというもの。
心温まるエピソードですね。

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29日のコンサートの休憩時、会場にざわめきが起こった。サイモン・ラトルとアンゲリカ・キルヒシュラーガー(メゾソプラノ)が客席にいたからだ。さらにライナー・キュッヒル以下、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の弦楽奏者が多数見当たるし、レオンスカヤも来ている。
サプライズはそれで止まらなかった。アンコールになってピアノがステージ中央に配置され、ラトルと譜面を持ったキルヒシュラーガーがABQメンバーとともにステージに現われたのだ。元ヴィオラ奏者のトマス・カクシュカを追悼する記念コンサートが2年前に開かれたとき、クラウディオ・アバドやトーマス・クヴァストホフ(バリトン)らと一緒にこの二人も参加していたのだが、今回またもや共演が実現するとは思いもよらぬことであった。譜めくりのキルヒシュラーガーを従え、ラトルがピアノ・パートを担当して演奏されたのがドヴォルザーク『ピアノ五重奏曲イ長調』から第2楽章"ドゥムカ"。お互いに深い敬意で結ばれた音楽家同士の親密な交流を目の当たりにして、客席の誰もが深い感動に襲われた一夜であった。

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