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モーツァルト「ジュピター」聴き比べ

  • Posted by: tetsuya
  • 2007年8月30日 14:13

「ジュピター」と名付けられたモーツァルト交響曲第41番について。

B00005HW1Eモーツァルト:交響曲第40番/第41番「ジュピター」
カラヤン(ヘルベルト・フォン) モーツァルト ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

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モーツァルトは自分にとってクラシックの入り口でしたし、それは去年2006年モーツァルトイヤーでのことでした。本当にラッキーだったのはアーノンクール指揮ウィーン・フィルの来日公演の模様がNHKの芸術劇場という番組で見られた事で、今でも大切に保存してあります。
どのCDにも負けないほどの録音です。ちなみに第1ヴァイオリンの後ろの方にブロンドの女性がいるのも映っています。昔は女性はメンバーになれなかったらしいですが。
そのときに、「40番、これ知ってる。41番、これ知らない。でもこっちの方が全然かっこいい。」と思いました。ちなみに41番を「ジュピター」と名付けたのは当時のヴァイオリン奏者ではないかと言われているそうです。

さて、iTunesのライブラリーを見ると、カラヤン、ムーティ、ショルティ、アーノンクール、ノリントン、スクロヴァチェフスキによるものを持っていました。聴き比べてみるとテンポや音の響きが当然ながら違っています。
「ジュピター」はやはりよく響いている方がかっこいい。カラヤン&ウィーン・フィルはゆったりしたテンポで壮大な演奏。そしてものすごくよく響いています。スケールの大きな演奏です。
同じウィーン・フィルでリッカルド・ムーティ指揮のものはカラヤンほどゆったりではないですが、新しい録音らしく各楽器の音がもっとはっきり聴こえます。これが一番バランスも良くて響きも味わえる感じ。
ノリントン&ロンドン・クラシカル・プレイヤーズは、速めのテンポで妙に低音が強調された録音になっています。あまり贅沢な味わいがしない。
スクロヴァチェフスキ&読売日響も速い。演奏は厚みを感じますし、好きな指揮者ですが、録音はちょっと楽器が遠くに感じます。十分に音が響いている感じも足りないかな。
アーノンクールはロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団、ヨーロッパ室内管弦楽団での演奏を持っていますが、テンポはかなりゆったり。でも、音の強弱で緊張感がとぎれません。どちらの演奏も甲乙つけがたいですが、若干迫力でヨーロッパ室内管弦楽団が上かなという感じです。演奏技術ではなく録音技術による差かも知れません。
ウィーン・フィルで聴きたいならムーティ、アーノンクールで聴きたいならヨーロッパ室内管弦楽団ですね。アーノンクール&ウィーン・フィルのCDはないんでしょうかね。見つかりませんでした。
2006年にこっそり録音してあったりしたら、発売が楽しみです。

B00005FG7K"モーツァルト : 交響曲第40番,第41番"
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団 モーツァルト ムーティ(リカルド)

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B00005J40Hモーツァルト:交響曲第38番~41番
アーノンクール(ニコラウス) ヨーロッパ室内管弦楽団 モーツァルト

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B0001E3D7Wモーツァルト:交響曲 第41番「ジュピター」 / ベートーヴェン:交響曲第3番
スクロヴァチェフスキ(スタニスラフ) 読売日本交響楽団 ベートーヴェン

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さてこの《ジュピター》というタイトルですが、モーツァルトが付けた訳ではありません。当時のヴァイオリン奏者でプロデューサーでもあったザロモンという人が、このシンフォニーがあまりに素晴らしいのでそう名付けたということになっています。それが真実かどうなのかは追及しませんが、この説が巷の主流です。ザロモンという人はハイドンをイギリスに招いたことでも有名で、ハイドンの最後期の交響曲はザロモンセットと呼ばれています。
モーツァルトは最後の3曲の交響曲を予約演奏会のために作曲しました。予約演奏会というのは、今の定期演奏会の原型のようなシステムです。予め名簿を回して聴きたい人を募り、ある程度、聴衆の数が確保できたところで演奏会を開催する、そういうのが予約演奏会です。モーツァルトはこの3曲をわずか2か月ほどで作曲しました。《ジュピター》はたった2週間で作られています。しかも交響曲の作曲に没頭していたのかといえばそうではなく、たくさんの作品を同時進行で作っているのです。構想を練るとか苦節30年とかとは、モーツァルトにとって無縁の世界なのです。


ついに2006年、ウィーン・コンツェントゥス・ムジクスとウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を率いて来日することが発表され、これまでその日を待っていた日本中の音楽ファンへの最高の朗報となった! 2006年の来日公演では、バッハ、ヘンデルからモーツァルトまでの作品をウィーン・コンツェントゥス・ムジクスで、そして、モーツァルトからブルックナーに到るウィーンゆかりの作曲家をウィーン・フィルでそれぞれ演奏する。これまでの彼の活動の集大成とも言える今回の来日公演はまさに一大事件、すべての公演が見逃せないものとなることだろう!


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11月26日 (22:00〜0:25)
案内役:森田美由紀アナウンサー
ゲスト:金聖響(指揮者)
22:30〜0:25     ★公演コーナー
アーノンクール指揮 ウィーン・フィルのモーツァルト
モーツァルト生誕250周年、シューマン没後150周年にもあたる今年のウィーン・フィルが指揮台に迎えるのは、四半世紀ぶりの来日となる巨匠アーノンクール。モーツァルトの3大交響曲を演奏。


<曲目>
交響曲第39番 変ホ長調 K543(モーツァルト).
交響曲第40番 ト短調 K550(モーツァルト)
交響曲第41番 ハ長調K551「ジュピター」(モーツァルト)
<出演>
指  揮:ニコラウス・アーノンクール
<収録> 2006年11月11日(土) サントリーホール(東京)


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