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1月
30

フランツ・リストは「ラ・カンパネラ」を3回書いていた

NHK BSで放送されている「名曲探偵アマデウス」という番組は、毎回へんてこりんな依頼人がクラシック音楽に関する疑問を持ってやってくるというもの。大学の先生やプロ演奏家が登場して演奏を交えわかりやすく説明してくれます。この番組をきっかけに好きになった曲も多いです。
リスト作曲「ラ・カンパネラ」についての放送は少し前でしたが、録画しておいたのを今日見ました。

フランツ・リストは大人気ピアニストでした。世界初のピアノリサイタルを行ったのが彼で1839年のことです。当時の新聞や風刺画がいろいろ残っていて、まるでロックスターのように会場だけでなく移動中もファンに囲まれていたそうな。
しかし、若い頃はそれで良かったリスト自身も、こんなことを書き残していたそうです。

「わたしはなぜここにいるのか
 なにをしているのか
 聴衆の喝采がいったい何になるというのか
 空虚でたあいのない祝福について自問している」

彼は自分の超絶技巧だけでは本当に聴くものの心に響く演奏はできないと気づいていたのではないか・・・。
リストが最初に「ラ・カンパネラ」を作曲したのは1832年。まだ21歳の時です。この第1稿は超絶技巧オンパレードともいうべきもの。演奏自体をパフォーマンスとして見せるための曲にも思えます。しかし彼は7年後の1839年に第2稿を書いています。実際に放送された演奏を聴くと派手さが無くなり、とても短い曲になっていました。
そして、今日広く演奏されている第3稿は1851年、40歳の時に作曲されました。放送の趣旨でもあったのですが、単に技巧だけを追求していた曲から、曲名になっている「鐘」が聴くものの心に響く曲に生まれ変わったのです。
3つのバージョンが存在していた「ラ・カンパネラ」を聴き比べると、リストの心の変化までよくわかりました。

この曲はパガニーニ作曲ヴァイオリン協奏曲第2番第3楽章のメロディーをもとにしたものです。

Charles Dutoit, London Philharmonic Orchestra & Salvatore Accardo – Paganini: The 6 Violin Concertos – Violin Concerto No. 2 in B Minor, Op. 7: III. Rondo ? la clochette, ‘La campanella’
Charles Dutoit, London Philharmonic Orchestra & Salvatore Accardo - Paganini: The 6 Violin Concertos - Violin Concerto No. 2 in B Minor, Op. 7: III. Rondo ? la clochette, 'La campanella'

アリス=紗良・オット – リスト: 超絶技巧練習曲 – フランツ・リスト:ラ・カンパネラ(《パガニーニによる大練習曲集》から 第3曲嬰ト短調)
アリス=紗良・オット - リスト: 超絶技巧練習曲 - フランツ・リスト:ラ・カンパネラ(《パガニーニによる大練習曲集》から 第3曲嬰ト短調)

NHK クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス | 事件ファイル
amade

リスト作曲 「ラ・カンパネラ」とは天才ピアニストと呼ばれたリストによって1851年に作り上げられた名曲。
この曲は、名バイオリスト、パガニーニが作曲したバイオリン協奏曲第2番・ラ・カンパネラのメロディーをもとにして作曲されたと言われる。
高音が絶えずきれいに鳴り響く「ラ・カンパネラ」。本家本元をはるかにしのいだと言われるこの曲の秘密に名曲探偵が迫る!

引用元: NHK クラシックミステリー 名曲探偵アマデウス | 事件ファイル

パガニーニ大練習曲第3番「ラ・カンパネラ」
ピアノ好きなら一度は憧れる編曲作品「ラ・カンパネラ」。煌めく高音部の美しさは十二分にピアニスティックであり、編曲の域を通り越し、リストのオリジナルな芸術作品として高く評価されています。

引用元: Franz Liszt – La Campanella ラ・カンパネラの運指・指使い

フランツ・リスト(Franz Liszt 、ハンガリー語ではLiszt Ferenc、1811年10月22日 – 1886年7月31日)は、ハンガリーに生まれ、ドイツやオーストリアなどヨーロッパ各国で活躍したピアニスト・作曲家。ピアニストとしては演奏活動のみならず、教育活動においてもピアニズムの発展に貢献をした。演奏会形式としての「リサイタル」を初めて行なった人物と言われている。また、作曲家としては新ドイツ楽派の旗手、および交響詩の創始者として知られる。

引用元: フランツ・リスト – Wikipedia.

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